Une Salle de Séjour en Anneau / わのリビング

所在地:フランス・シャルトル
主要用途:個人住宅
延床面積:593 m2
敷地面積:1,200 m2


敷地のあるChartres(シャルトル)市はフランス・パリ市から南西に80km、日本で例えると東京でいう箱根に位置する。パリ郊外のこの住宅は、この地域の特徴的で広大な敷地と大部分を占める林にひっそりと佇む住宅として計画した。住宅は家族の住居の他、週末にはパリで暮らす人々をゲストとして受け入れる週末の家となる。
日本人の妻が日本の文化を異国の地フランスにて伝達しようという試みから、様々な日本の文化に対する教室の開講、そして人々を日本の文化と接することのできる家として設定した。

全体をひとつのリビングでつなぐ。広大な敷地の周囲をぐるりと回遊できる廊下のようにリビングが配置される。このリビングはこの住宅の通路でもあり、家族のリビングでもあり、ゲストのリビングでもある。日本文化伝達の場もすべてこのリング上のリビングに並べられ、和のアクティビティの輪となる。
他室へのアクセスの基軸となるのがこのリビングで、人の生活の中でのパブリック要素を持つ「食」を抽出して連続させた。
食を中心に生まれるコミュニケーションは、日本という異文化をフランスという異国の地で互いに共通の要素として人々は集い、新たな交流を楽しむ。